本校整容規定等の見直しについて(お知らせ)

今年に入ってから世界中に広がったコロナ禍は、現代社会の様々な課題を浮き彫りにするとともに、今後益々不確実で曖昧な世界となることを予感させる出来事となりました。本校では総合学科開設以来、社会の変化を前向きにとらえ、多様な他者と協働して新しい未来の姿を構想し実現していく人材の育成を目標として、保護者の皆様のご協力のもとに教育活動を行っております。生徒に対しては日頃から「自由、自律、自覚」の生活目標を意識した学校生活を送るよう指導をしております。自らの役割を自覚し、自ら考えて、人に決められたことでなく、自ら決断し行動する姿勢は、新しい時代を生きていく上で極めて重要なスキルであると考えております。

本校ではこのような社会状況を受け、より自律した人材育成の必要性を痛感し、整容規定等(いわゆる校則にあたるもの)の見直しを行うことといたしました。例えば、制服については入学式や卒業式、年度・学期の節目となる式典や国際交流等の行事では着用を義務としますが、日常の登下校、学校生活においては私服の着用を認めることを想定しております。また靴下の色や髪の加工などの規定についても検討を進め、来年度から新しい整容規定の運用を始める予定です。新しい時代に向けた指導の方針に対しまして、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

筑波大学附属坂戸高等学校
学校長 田村憲司