インドネシア研修の4日目が終了しました。本日は、APP社の植林地や森林火災防止の取り組みの視察、CSR活動地域でのフィールドワークを行いました。

まず、訪れたのは、APPグループ企業の植林地のひとつ。100万haを超えるAPP社の管理する人工林を視察しました。ユーカリ林の年ごとの土壌の状況をモニタリングし、単位面積当たりの生産量を高める活動を聞きました。APP社は、今ある人工林のみを用いた製紙業を持続させ、天然林を伐採しなくても経営していくことのできるモデルを確立しています。昨日訪れた研究施設でも、単位面積当たりの生産量を高め、病虫害に強い品種を選抜するなど、全社を挙げてインドネシアの自然と人間生活の共生を実現する取り組みをされていることを、五感を通じて学びました。


安定的な木材生産の障壁となるのは、森林火災です。APP社では、製紙会社としては大規模な消防システムを組織しており、火の見やぐらや消化活動のデモンストレーションを見学しました。人の眼とカメラや衛星情報などのテクノロジーを組み合わせ、森林火災を最小限に抑えるシステムを学びました。
森林火災の原因のひとつに「焼き畑」があります。天然林を保護しつつ、木材の生産活動に日夜取り組む同社では、「自然のためとはいえ、そこに住む人びとの暮らしをないがしろにするわけにはいかない」という思いから、CSR活動の一環として500近くにのぼる農村のサポートを行っています。焼き畑を行わなくても生活できる、現金収入を得る手段を人びとと考えるサポートです。本日は、この取り組みの先進事例である2軒(養蜂と畑作を軌道に乗せた2軒)を訪れました。

スマトラ島での研修も、残すところ1日。生徒たちは、この3泊4日のAPP社全面協力の研修で、何を学び、何を考え、何に思いをはせたのか。8月に控えるインドネシア教育大学でのポスター発表で、生徒たちが何を語るのか、今から楽しみです。
本日も、ご協力くださった皆さま、ありがとうございました!
