【授業】総合地球科学入門2024・黒姫高原実習1日目

2011年から始まった黒姫高原実習、今年度は生徒44名と筑波大学の大学院生6名を加えた大人数のパーティーとなりました。

ナウマンゾウ博物館を訪問し、近藤洋一館長よりナウマンゾウの特徴や野尻湖周辺における採掘活動についてご説明いただきました。
その中で、「人間がナウマンゾウを狩猟していたことを示す証拠とは何か」という問いを提示していただき、それを実証するための方法や根拠に関する様々なアイデアを出し合いました。
博物館を見学した後は、野尻湖周辺を散策し、ナウマンゾウが生息していた当時から現在までの地殻変動に関する説明を受け、実際に隆起したり沈降したりした現場をフィールドワークしました。
過去にその土地で何が起こったのかを自由に発想することが地球科学の醍醐味ですね!

さらに、ナウマンゾウと人体の骨のレプリカを用いて、それぞれの骨格を並べてスケッチを取りました。
デジタル化やAIの発達が著しい現代ですが、五感を通して対象物を観察し、そのスケッチを正確かつ詳細に取ることの重要性を再認識することができました。

夕食後は、ホテル近くのゲレンデに移動して、野尻湖花火大会を鑑賞しました。(今年は記念すべき第100回目でした!)
あいにくの曇り模様でしたが、雲の隙間から満開の花火が見えたときには歓喜が沸きました!(写真では花火の美しさがうまく伝わりませんが…)
ホテルに戻ってからは明日からの本格的な実習に向けたアイスブレイクのレクを実施しました。

明日からは本格的な野外でのフィールドワークが始まります!