【授業】平家琵琶の鑑賞「日本語・日本文化演習」

3年次人文社会・コミュニケーション科目群選択科目「日本語・日本文化演習」は、言葉や文化の様々な要素について理解し表現することを通して、調査・発表のスキルを培う科目です。

今は「平曲を通じて語りの表現的効果を理解し、自らを語る表現力を養うこと」を目標とした単元に取り組んでいます。平曲とは、『平家物語』を平家琵琶によって弾き語る伝統芸能です。本日は新潟大学名誉教授で琵琶奏者の鈴木孝庸先生をお招きし、平曲を鑑賞しました。

事前学習として、1年次に学んだ「木曾の最期」を復習したうえで、グループで平曲について調べて、鈴木先生に伺いたいことを考えました。当日は、最初に全員で『平家物語』の冒頭「祇園精舎」の語りに挑戦しました。

鈴木先生は、質問に気さくにお答えくださいました。休み時間も、個別に質問する生徒たちに温かく教えてくださいました。

2年次科目群科目である「ことばと文化」とともに、本科目では歌舞伎や能、茶道などの伝統文化の体験を柱の1つとしています。この2年間コロナ禍で授業内容が制限されているため、初めて「生」で鑑賞できた貴重な時間となりました。