関係者各位
筑波大学附属坂戸高等学校
校長 深澤 孝之
筑波大学附属坂戸高等学校 第29回総合学科研究大会のご案内
厳冬の候、皆様ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、下記の通り、本校主催の第29回総合学科研究大会・令和7年度卒業研究発表会を開催いたします。本年度の大会テーマは、「今を見つめ、未来をひらく 〜総合学科から始まるこれからの高校教育〜」としました。総合学科開設から30年、本校はその初発校として、探究活動を核に、生徒一人ひとりの興味・関心やキャリア選択に応じた学びを実践してきました。地域・大学・企業・国際機関との連携を重ね、昨年度からはWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業の拠点校に再び採択され、グローバル人材育成をさらに推進しています。
社会は今、AIの進展、グローバル化、地域共創など、かつてない変化の時代を迎えています。こうした中で、総合学科の柔軟なカリキュラムと探究的な学びは、未来の教育をデザインする力を持っています。近年、普通科や専門学科でも科目選択や探究活動が広がり、高校教育全体が大きく変化していますが、その方向性は総合学科が30年前から目指してきた理念と重なっています。本大会では、総合学科の現在の実践を共有しながら、これからの高校教育のあり方を全国の皆様と共に考え、議論を深めたいと考えております。
本研究大会が、皆様の日頃の取り組みに少しでもお役に立てれば幸いです。ご多忙のところ誠に恐縮ですが、ご出席を心よりお待ち申し上げます。
案内文書はコチラ☞第29回総合学科研究大会第2次案内
記
1.日 時 2026年 2月13日(金) 13:30~16:00(13時より受付)
2月14日(土) 9:00~16:30(8時30分より受付)
2.名 称 第29回総合学科研究大会・令和7年度卒業研究発表会
3.主 題 「今を見つめ、未来をひらく 〜総合学科から始まるこれからの高校教育〜」
4.対 象 全国の総合学科を中心とする高等学校、WWL事業拠点校・共同実施校・連携校、SGHネットワーク参加校の教員、教育関係者、ESD/SDGs推進関連団体 等
5.講 演 演題: 「高校生のキャリア形成と探究学習」
講師: 藤原さと氏(一般社団法人 こたえのない学校 代表理事)
日本政策金融公庫にて中小企業・新規事業融資に従事後、米国留学中に国際労働機関(ILO)のマイクロファイナンス部門インターンとして、少額融資のスキームを調査。帰国後、ソニー(株)本社経営企画管理・戦略部門で、海外企業との共同開発、技術・資本提携等のプロジェクトに携わる。長女出産後ヘルスケアコンサルタントとして医療機関再生、地域包括ケアシステムの構築サポート、ミャンマー保健省と協働した現地乳がん検診事業立ち上げのリード等を行う。2012年度都内区立保育園父母会長。2014年に「こたえのない学校」を設立。30以上の小学生向けの探究カリキュラムを開発・実施。2016年より学校教員・民間教育者・保護者・企業人など教育変革をめざす多様な大人が探究する学び場「Learning Creator’s Lab」(LCL)を主宰。米ハイ・テック・ハイやデンマークのエグモント・ホイスコーレン、MITメディアラボ等の海外教育の研修や視察にも携わる。慶應義塾大学法学部政治学科卒・米国コーネル大学大学院公共政策学修士(M.P.A.)
6.会 場 筑波大学附属坂戸高等学校 埼玉県坂戸市千代田1―24-1
7.参加申込 期間 2025年12月15日(月)~2026年2月6日(金)
方法 下記URLよりお申し込みください。
申し込みフォーム 筑波大学附属坂戸高等学校第29回総合学科研究大会 | Peatix
8.参加費 2,000円(資料代)
9.お知らせ
・本研究大会では、昼食の事前予約は承りません。2日目は、キッチンカーをお願いしておりますので、そちらで自由にお選びください。また、近隣の飲食店のマップもご用意いたします。
・お昼休みを、約2時間とっております。その間、体育館内に様々な交流ブースを設置いたしますので、お食事を取りながら、本校の生徒や連携先の皆様との交流をお楽しみください。
10.日程
2月13日(金) 3年次卒業研究発表会
| 13:00- | 受け付け開始 |
| 13:30-
13:40- 14:00-15:40 |
諸連絡
3年間の探究の流れ、卒業研究の概要 代表生徒 卒業研究発表(途中、10分程度の休憩を挟みます) |
| 15:40-
15:50-16:10 |
指導・講評
諸連絡・1日目終了 |
2月14日(土) 授業公開・基調講演・交流会・分科会
| 8:30- | 受け付け開始 |
| 9:00-9:45 | 公開授業(産業社会と人間、科目群科目:農業科、工業科、家庭・福祉科、国語科) |
| 10:10-10:30 | 開会行事 |
| 10:30-11:40 | 基調講演「高校生のキャリア形成と探究学習」 藤原さと氏 |
| 11:40- | 諸連絡・会場準備・昼食 |
| 昼休み・交流会
12:00-14:00 生徒・外部連携先ブース、各学年展示、キッチンカー販売(地元産品含む) |
|
| 14:30-16:30 | 分科会 ※1つをお選びください。 A:高校教育の未来を共に描く B:探究学習を核としたカリキュラム開発とキャリア形成 C:国際教育実習(SEA-teacher)学生と語る |
【分科会概要】
A. 高校教育の未来を共に描く 〜筑坂総合学科の新ビジョンを手掛かりに〜
昨年の大会では、総合学科開設から30年の歩みを振り返り、その成果と課題を共有しました。本分科会では、その蓄積を踏まえ、「筑坂総合学科」が示す新しいビジョンを手掛かりに、これからの高校教育の方向性を共に考えていきたいと思います。社会は今、AIの進展、グローバル化、地域共創など、かつてない変化の時代を迎えています。こうした中で、総合学科の柔軟なカリキュラムと探究的な学びは、未来の教育をデザインする力を持っています。本分科会では、総合学科だけではなく普通科・専門学科の先生方はもちろん、様々な教育関係者の皆様とともに「高校教育の未来」を議論していきたいと思います。
B. 探究学習を核としたカリキュラム開発とキャリア形成 〜外部連携を活かした実践と課題〜
本校の教育活動は、探究学習を核として構成されている点に大きな特色があります。1年次「産業社会と人間」、2年次「T-GAP(つくさか・グローバルアクション・プログラム)」、そして3年次「卒業研究」という3年間の体系的な探究カリキュラムを通じて、生徒は個人の興味・関心を深め、社会とつながる学びを実践しています。近年、総合型選抜入試の増加に伴い、探究の成果をもとに自己の未来を切り拓く生徒も増えています。
本分科会では、これらの実践事例を報告するとともに、外部連携を活かしたキャリア形成の可能性について議論します。また、全国の先生方と、探究の進め方や進路指導に関する疑問や不安を共有し、探究を軸とした高校教育の方向性を共に考えていきたいと思います。
C. 国際教育実習(SEA-Teacher)学生と語る 〜WWL事業と未来の教育の可能性〜
本分科会では、東南アジア教育大臣連合(SEAMEO)が実施する国際教育実習プログラム「SEA-Teacher」をテーマに、来日中のSEA-Teacher参加学生とともに、国際協働が未来の教育を拓く可能性について語り合います。SEA-Teacherは、異文化理解と教育協働を通じて、教員養成や高校生の学びに新しい視点をもたらす取り組みです。本校はWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)事業の拠点校として、グローバル人材育成を推進しており、SEA-Teacherはその実践の一環です。本分科会では、プログラムの意義や課題、そして高校教育における国際協働の可能性について、参加学生の声を交えながら議論します。SEA-Teacherに関心のある大学生や教育関係者の皆様の参加も歓迎します。
11.研究大会に関するお問い合わせは、こちらまでお願い致します。
筑波大学附属坂戸高等学校 〒350-0214 埼玉県坂戸市千代田1―24-1
TEL 049-281-1541(代表)
研究部 建元 喜寿 TEL:049-282-7205(本校農業科直通)
E-mail: researchあっとsakado-s.tsukuba.ac.jp (送信時はあっとを@に変えてください)
