令和7年度「卒業研究」最終発表会を、11月28日(金)に実施いたしました。今年度は、IB生もExtend Essay(課題論文)を発表するなど、30期生全員が発表する機会を設けました。
30期IG生・SG生は、昨年12月末から「プレ卒業研究」をスタートし、構想発表会(3月)、中間発表会(6月)、中間原稿の提出(9月・10月)と、着実に研究を積み重ねてきました。IB生は、昨年4月から今年9月までに課題論文の執筆に取り組み、既に提出を終えています。それぞれの生徒が、自らの興味・関心に基づきテーマを設定し、文献、一次資料、フィールドワーク、インタビュー、制作活動など、様々な方法を用いて研究を深めてきました。
今年度の最終発表会は、1・2年次生徒に加え、保護者や調査に協力いただいた関係者など約100組の方が来場して行われました。多くの人が見守る中で、緊張したと思いますが、どの生徒も質疑応答も含め堂々と発表していました。生徒の発表内容について議論しながら帰宅する保護者の姿や、「発表時間が10分では足りない」という生徒の声もありました。
今年度も生徒・保護者・教職員・地域の人々が一体となって「卒業研究」を作り上げることができました。生徒の調査にご協力いただいた関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。今年度も個性と多様性に溢れる研究テーマが揃っています。是非ご覧ください。



【今年度の研究テーマの例】
- メロンの塩ストレスによる糖度上昇の研究
- エディブル・ランドスケープを取り入れた「ハイブリッド型植栽」の実現-公共空間における植栽の多様化を目指して-
- 新規就農者の就農意識形成プロセスにおける諸経験の効果の考察
- 校内産全粒粉小麦を活用した植物性タンパク質含有量の高い調理パンの開発
- 特別支援学校との交流会において双方の生徒が得られる学びは何か
- サスティナブルなウエディングドレスによる衣服リユースの促進
- スマホ育児が子どもに及ぼす影響-保育士へのアンケート調査を通して-
- VRシミュレーションゲームによる外国人地域社会適応支援-ゴミ分別に焦点を当てた調査-
- Webカメラを利用したPC操作システムに実用性はあるか-システム制作から既存デバイスとの比較を通して-
- 北原白秋『邪宗門』における悲哀と歓楽
- 災害時における外国人支援-文化的多様性を考慮した防災の在り方-
- 秩父地域における潜在的観光資源の発掘と活用-ロケ地情報発信による地域活性化と持続可能な地方創生-
