第2回WWL研究大会・第24回総合学科研究大会のご案内と申し込み方法

第2回WWL研究大会・第24回総合学科研究大会を開催いたします。

本校は、2014年度から5年間、文部科学省のスーパーグローバルハイスクール(SGH)指定校として、総合学科を活かしたグローバル人材の育成に努めてまいりました。SGHの企画評価会議による事後評価においても最高位の評価を得ることができました。引き続きWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業におきましても、総合学科で培ってきた探究学習や外部連携の蓄積、および国立大学附属学校として大学と連携したグローバルネットワークを活かした取り組みを行っております。

本年度は、新型コロナウィルスの影響により、各学校で様々な学習機会が失われ、多くのご苦労があったことと推察いたします。本校では、2020年4月初旬からオンライン授業を開始し、対応を進めてまいりました。一方で、多くの海外校との直接交流の機会が失われ、「現場での学び」を重視する観点から、今後の教育の在り方を根本的に問われる事態となりました。

本校は、長年にわたり「当事者性」の育成を掲げ、総合学科教育を実践してきました。社会全体が不安に陥り、その未来が見えにくい今だからこそ、日頃の教育活動の真価が問われており、違いや多様性を認め合い、助け合い、共に学びあっていくことが、まさに求められていると考えております。そこで、本年度の研究大会は、コロナ禍において、本校がどのように対応してきたかを、成功例だけではなく困難であった局面、失敗例も含めてオンラインでご報告致します。それを通して、全国の先生方と学びあい、勇気づけあうことを目的と致します。ご多忙のところ誠に恐縮ですが、ご出席を心よりお待ち申し上げます。

筑波大学附属坂戸高等学校

校長 田村 憲司

1.日 時

2021年2月12日(金)・13日(土)

2.名 称

第2回WWL研究大会・第24回総合学科研究大会

3.主 題

共に学び未来を創造する総合学科の学び

4.対 象

全国の総合学科校ならびにWWL事業拠点校・共同実施校・連携校、SGH指定校、SGHアソシエイト校、地域協働事業指定校の生徒および教員・教育関係者、SDGs関連団体、IB認定校・IB候補校・IB関心校およびIBに関心をお持ちの高等学校教員・教育関係者

5.講 演

演題: 世界の人と共に生きるヒント

講師: 荒川朋子氏 アジア学院(アジア農村指導者養成専門学校)校長

群馬県高崎市出身。新島学園中学高校卒。国際基督教大学教養学部卒。ミシガン州立大学大学院社会学修士課程修了。高校教師を経て 1995年より学校法人アジア学院(栃木県那須塩原市)勤務。2015年4月より校長。

6.会 場

Zoomによるオンライン開催

7.参加申込

申込期間 2021年1月12日(火)~ 2月8日(月)

申込方法:本校HP研究大会参加申込フォームよりお申し込みください。

8.参加費

無料

9.注意事項

・本研究大会はZoom Meeting およびWebinarによって配信いたします。

・本研究大会は記録のため録画されますが、参加者皆様による当日の録画・録音・写真撮影はご遠慮ください。

・参加者皆様には、2日前までに、大会配信方法の詳細および資料に関する情報を、いただいたメールアドレスにお送りいたします。

10.日程

1日目 2021年2月12日(金)

「コロナ禍における総合学科の取り組みとグローバル人材の育成」

プログラム

 9:00-10:10 開会行事(学校概要・WWL事業について・コロナ禍での教育活動概要)
10:25-11:00 公開授業

1年生: 国語総合・現代社会・保健・Global Life(学校設定科目)

2年生:農と環境Ⅰ・工学情報実習Ⅰ・福祉入門・簿記・国際社会

IB(国際バカロレア):TOK発表会

11:30-12:30 アジア学院フィールドワーク報告会

11月に11人の生徒がアジア学院で研修を行った内容を報告します。

昼休み
13:20-14:20 基調講演「世界の人と共に生きるヒント」

講師:荒川朋子氏 アジア学院(アジア農村指導者養成専門学校)校長

14:40-16:00 分科会 ※1つをお選びください。

A.コロナ禍における総合学科 オンラインでの工夫

B.グローバル化の中でのThird Culture Kids教育

C.総合学科の中でのIB教育

16:00-16:10 諸連絡

【分科会概要】

A.「コロナ禍における総合学科 オンラインでの工夫」

休校、リモート授業を余儀なくされた状況下、実習を伴う専門科目、当事者性を重視する活動を含む教育をどのように展開したかを、反省を含めてご報告します。ご参観の皆さまからもフィードバックをいただき、お互いに今後の教育活動のヒントを得られる時間にしたいと考えます。


B
.「グローバル化の中でのThird Culture Kids教育」

家庭や学校で多様な文化や言語を経験して成長する子どもが増えています。多様性に寛容で、国際的に活躍する素地を持ちながら、文化的なアイデンティティ確立、言語習得や将来の進路などにおいては、周囲の配慮やサポートを必要とする場合もあります。実情を知り、教育現場としてできることを模索する機会とします。

C.「総合学科の中でのIB教育

平成29年に国際バカロレア認定校に認定され、今年度第Ⅰ期生が最終試験を受けるなど国際バカロレア認定校としての授業実践を行っています。総合学科としての本校の授業実践の蓄積を踏まえながら、国際バカロレア認定校としての授業実践について報告します。

 

2日目 2021年2月13日(土)

「探究に向かう生徒たち~発表と語り合い~」

プログラム

 9:00- 9:10 挨拶・諸連絡
9:20- 9:40 探究活動3年間の学び

卒業研究を終えた最上級生が3年間の探究の流れを説明します。

9:50-11:40 生徒による探究活動の発表 ※各年次30分+休憩

1年次「産業社会と人間」

2年次「T-GAP (つくさか・グローバルアクション・プログラム)」

3年次「卒業研究」

※探究のkey wordsで4つのグループに分かれます。

11:50-12:30 生徒座談会「振り返る3年間、見通す3年間」

発表した生徒たちによる縦割りシェアリング

※参観者の方からのご質問、コメントもお受けして進めます。

12:30-12:40 閉会挨拶・諸連絡

11.研究大会資料集

令和2年度WWL・総合学科研究大会資料集

※閲覧パスワードは、参加を申し込まれた方にメールでお知らせします。

12.研究大会に関するお問い合わせ

TEL:049-281-1541

研究部 建元 喜寿