【海外研修】 マレーシア研修 第5日目

サバ大学での研修も今日で最終日。午前は生物多様性の講義からスタートです。


まずは生物多様性における昆虫の役割について、日本の大学にも在籍経験がある先生にお話し頂きました。マレーシアでは昆虫に関する研究は盛んですが、若い世代は昆虫に触れる機会が減り、昆虫が苦手な人が多いという話から始まりました。日本と似ていますね。昆虫は悪者のように感じている人もいますが、人間に害がある昆虫はほんの一部です。世界のほとんどの昆虫は人のいないところに住んでいて、見えないところで私たちの生活を助けてくれています。食糧危機やプラスチックごみ問題の解消にも昆虫が鍵となるかもしれません。
続いてサバ州に生息する植生についてお話を頂きました。この地域にはどのような植物が育っているのか、ゲームを通して楽しく解説して頂きました。マンゴーの種類も豊富で、地域によってどれを食べるのかも違うそうです。クアラルンプールのような都会と比べると、経済発展に伴う変化はゆるやかだと言われていましたが、サバの豊かな自然や文化を維持しつつ、地域の人々の豊かな暮らしを実現させるには、私たちには何ができるのか考えたいと思います。


お話の後は、ITBCが8月にオープンしたばかりのボタニカルガーデンを訪れました。光栄なことに、外部からの正式な訪問者は私たちが初めてとのことです。建物の中庭に位置し、四方から楽しめる熱帯植物のお庭です。少しずつ植物を増やしていくということで、私たちも植樹することでボタニカルガーデンに貢献させて頂きました。来年また訪れるときに、どれくらい成長しているのか楽しみです。


今日の昼食も美味しいサバ料理を頂きました。イモのごはんとサバの海で獲れた魚は一昨日と同じで、付け合わせはサバ州の先住民の伝統的な料理だそうです。パンダンの葉や若いマンゴー、生姜などを使っています。マレー系の先生にとっては、普段から家で食べている料理だそうです。


午後は、初日に行ったPCMワークショップの続きです。定義した課題から、その原因と影響を洗い出し、その上で私たちはどう行動すれば良いかを考えました。Kelvin先生の心強いファシリテーションのおかげで、あれよという間に情報が整理されて収束していきます。アイディアを出して終わりではなく、どうしたら実際の行動に落とし込めるのか、今後の生徒たちの活動にもPCMの考え方が活かせると思います。


最後に、3日間を走り抜けた生徒たちの健闘を讃えて、Certificateの授与が行われました。代表生徒もITBCのホスピタリティに感謝を伝え、研修は終幕となりました。


最後、バスに乗り込む前には、再び昨日のダンスタイムが。このダンスはサバ州の伝統的なダンスで、この地に住む人なら誰でも踊れるそうです。昨日の練習の甲斐あって、私たちが上手に踊れていることに驚かれました。日本に帰ったら、踊り出す生徒がいるかもしれません。
今日は夕立もなく、夕陽が綺麗でした。