【海外研修】 マレーシア研修 第4日目

コタキナバルでの2日目は、マレーシア・サバ大学が提携している高校、SMK Taman Tun Fuadを訪れました。


この学校はインクルーシブ教育に力を入れており、普通科に加えて、大規模な特別支援学級を擁しています。職業訓練も体系的に行われており、今回のように訪問者を迎えるイベントは、特別支援学級の生徒たちも企画・運営に携わります。


昨日のサバ大学でのアカデミックな雰囲気とは少し違い、生徒同士の交流が中心のプログラムです。生物多様性とは関係ないように見えますが、昨日の講義で、課題解決やSDGsの達成に必要なのはインクルーシブであること、つまり誰も置いていかないことだと学びました。日本とマレーシアの若者が互いに関心を持ち、交流を通して文化の違いや社会の課題を当事者として一緒に考える。今回の研修の根幹に関わる活動だと思います。


まずはミーティングルームに集まり、ウェルカムセレモニーを開催しました。昨年に続いて2回目の訪問ということもあり、暖かく穏やかな空気の中、今後も両校が密接な関係を築いていくことを確認しました。


続いて、屋外のオープンホールに移動し、伝統舞踊の鑑賞、特別支援学級が職業訓練で作っているワッフルの体験、環境学習のプロジェクト展示の見学を行いました。同世代のマレーシアの生徒たちが、自信を持って自分たちの活動を語り、質疑応答にも臆することなく答える姿は、参加した生徒にとって大きな刺激になったようです。特に2年生は現在グループ探究に取り組んでいることもあり、自分たちの探究への向き合い方を見直す機会になったように見えました。


また、実際の授業も見学しました。中学生の理科の授業では、マレー語の手順書を翻訳してもらいながら、現地の生徒と一緒に実験に参加しました。授業はマレー語で進みますが、内容を知っていると意外と理解できたり、英語や日本語と同じ言葉が使われていたりするのが面白かったようです。


昼食後は、再びオープンホールでダンスタイムです。音楽がかかると先生方も我先に輪に加わり、全員で踊りました。ステージで先導してくれた生徒さんの丁寧なレクチャーのおかげで、最後には誰もが踊れるようになりました。クセになる音楽で、終わった後も自然とステップを踏んだり鼻歌を歌ったりする生徒が多いのが印象的です。筑坂でも流行る日が来るかもしれません。

その後は、ココナッツの殻を使ったボウリングや、かつては狩猟に使われていた吹き矢での風船割りなど、地域の遊びを一緒に体験しました。ほかにも準備されていた活動がありましたが、あいにくの夕立で予定を変更せざるを得ませんでした。


最後に、訪問記念の植樹をして、1日のプログラムが終了しました。いつか再び、自分たちが植えた木を見られる機会があるといいですね。すっかり打ち解けた生徒たちは、バスが出発するギリギリまで話し込んでいました。彼らの交流が末長く続くことを祈っています。