【海外研修】 マレーシア研修 第2日目

クアラルンプール初日の訪問先は、筑波大学マレーシア校(UTMy)です。

UTMyは2024年9月に開校し、今年で3年目を迎えました。日本の大学として初めて、海外で日本の学位を授与する大学です。

マレーシアの有名大学、マラヤ大学の校内にあります。本年度は本校の卒業生2名も入学しました。

最初に、UTMyの特徴についてお話を伺いました。

印象に残ったのは、さまざまな専門分野の教員が1つの学群に集まり、連携しながら学生を指導していることです。

学びの軸はデータサイエンスで、文系・理系の枠にとらわれない学際教育(Transdisciplinary Education)が行われています。

また、学生数に対して教員数が多いため、学生一人ひとりに手厚い指導ができる環境が整っています。

1年生から問題解決型の学習(PBL:Problem Based Learning)に取り組み、学年が進むなかで自分の専門領域を決めていくのが特徴だそうです。

続いて、別の領域の専門家である2人の教授によるPBLの模擬授業を体験しました。

題材は、クアラルンプールで社会問題となっているヘイズ(煙害)です。

物質化学と医学それぞれの視点から、問題をどう定義し、どう解決へ近づけていくのかを紹介していただきました。

物質化学の専門家は、まずヘイズの原因となっている物質が何かを調べます。

一方、医学の専門家は、その物質が人の体にどのような影響を及ぼすのかを考えます。

同じ問題でも、専門の異なる視点から眺めることで学びが大きく広がることを、実際の授業で体感できました。


模擬授業のあとは、在校生との交流や、関心のある分野について先生方に質問する時間がありました。

大学生の参加者が、大学教育のあり方について先生方と熱心に意見を交わしていたのも印象的でした。


生徒の感想を紹介します。
"在校生とお話しする機会があり、実際に海外で学んでいる方のリアルな声は刺激になりました。"
"PBLの模擬授業を通して、実社会の問題を解決するには、さまざまな分野の専門家が知見を持ち寄ることが大切だと気づきました。科目の枠を超えて学べるUTMyでは、自分の専門だけにとらわれない、幅広いものの見方が身につくと感じました。"

今年も私たちを温かく迎えてくださったUTMyの皆様、貴重な機会をありがとうございました。

このあとは、ボルネオ島のコタキナバルへ移動しました。

連日の飛行機移動ですが、生徒たちはまだまだ元気いっぱいです。

夕食ではシーフード料理を楽しみ、民族舞踊のショーにも参加して、にぎやかな夜になりました。

明日はサバ大学のワークショップで、生徒たちが事前学習で準備した生物多様性のプレゼンテーションを発表します。

各グループは最後の調整に励んでいます。明日が無事に、そして実りあるものになりますように。