国際化社会に対応する人材育成とキャリア教育の実践の紹介

平成26年度より、文部科学省「スーパーグローバルハイスクール」に関する研究開発指定を受け、国際的に活躍できるグローバル・リーダーを育成するため、国内外の大学や企業、国際機関等との連携による質の高い教育課程等の開発・実践を行うこととなった。

(1)文部科学省:高等学校における発達障害支援モデル事業

本校は文部科学省の指定を受けて、平成19年度・20年度の標記モデル事業に取組んだ。モデル事業が完了した現在は、スクールカウンセラーを配置し、校内にある支援教育委員会と筑波大学人間系障害科学域が連携し、活動している。

(2)「アジア共生社会を創成するための国際連携教育プログラム」研究プロジェクト

文部科学省平成20年度「国際協力イニシアティブ」教育協力拠点形成事業では筑波大学農林技術センターと共同研究を実施した。21年度は筑波大学農林技術センターの研究プロジェクトとして「高校総合学科と連携したインドネシアにおける身近なエネルギー環境教育の構築」をテーマにインドネシアボゴール農科大学と同附属コルニタ高校において、エネルギー環境教育関連の英語教材の提供と検証を実施し、ESDに関する研究と実践の成果を発信した。23年度にコルニタ高校と姉妹校協定を締結し両校は、研究・教育交流をさらに進めている。

(3)「高校生国際ESDシンポジウム@坂戸2014」

東アジア各国の高校生および教員を招待し本校の生徒・教員とともに持続発展可能な社会づくりに向けたシンポジウムを開催することを通して、参加者とその在籍校生徒・教員が持続発展可能な社会を目指して地球的課題に主体的に取り組む姿勢を涵養するとともに、本校の国際教育を推進するための礎をより強固なものとする。インドネシア、タイ、フイリピンの高校から代表生徒と教師を招き、本校生徒とともに26年11月に筑波大学東京キャンパス文京校舎を会場に国際シンポジウムを開催した。

(4)国際的視野に立った卒業研究の支援プログラム

平成20年度より筑波大学附属学校教育局からの支援をもとに、生徒が海外を対象にした卒業研究を行う際の調査に関する旅費等を支援している。25年度はタイの日本語教育、米国の語学教育、シンガポールの英語教育を研究テーマに各国へ渡航し調査を実施した。

(5)ESD Riceプロジェクト

公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)では、ACCU-UNESCOアジア太平洋ESD事業の一環として2013年12月から2014年12月までアジア太平洋地域の6ヵ国で実施されるESD Riceプロジェクトに参加する日本のユネスコスクール(申請中を含む)を数校募集し、本校が採用された。本プロジェクトは、「お米」をテーマに異なる学年や年代、異なる専門を学ぶ友人、異なる学校、様々な地域や国の人が学びあう場や機会を提供し、1)参加者それぞれが、地域や世界の持続的な発展に貢献できる人材に成長する、2)総合学科高校のユネスコスクールおよび学校教育におけるESD実践の担い手としての可能性を追求することを目的としている。

(6)地域連携「つくさか地域食育支援プロジェクト」

平成22年度より本校農場を活用し、近隣小中学校への食育支援活動を開始した。23年度からは、筑波大学社会貢献プロジェクトに採択され、本校における農業教育の実績とノウハウを原資として、近隣の小中学校における食育活動を支援しようとするものである。具体的には、①中学校への給食食材の提供、②小学校における農業体験学習の支援を実施している。

(7)アジアの高校生のための聞き書きプロジェクト

農山漁村に暮らしその土地に伝わる伝統的な技術を高校生が「聞き書き」という手法を用いて記録し、アジア各国で相互に理解し共有することを目的とする。24年度のインドネシア・コルニタ高校と聞き書きによる交流に続き、25年度は本校生徒が学校周辺の食と農に関する名人をインタビューし、成果をまとめた。