総合学科は、普通教育を主とする学科である「普通科」、専門教育を主とする学科である「専門学科」に並ぶ学科です。その教育の特色は以下の2点です。

  1. 幅広い選択科目の中から生徒が自分で科目を選択し学ぶことが可能であり、生徒の個性を生かした主体的な学習を重視すること。
  2. 将来の職業選択を視野に入れた自己の進路への自覚を深めさせる学習を重視すること。

筑波大学附属坂戸高等学校は、総合学科高校としての歴史をスタートさせた1994年以来、時代のニーズも考慮したカリキュラムや科目の開発に努めてきました。筑波大学との連携を基本に、各分野において専門性の高い教育を行い、その取り組みは高い評価を得ています。広大な敷地を活かした体験型の科目も数多く開講され、理論と実践の融合した知を重視していることも本校の大きな特徴です。

本校の総合学科の特徴

学力と社会人基礎力を総合的に身につけるシステム

社会人基礎力とは、コミュニケーション力、実行力、課題発見力など、学校卒業後、職場や地域社会で求められる力です。本校では、これらの力を総合的に育成するための工夫を行っています。学校生活の基本となる授業は、講義型で聴講するものだけでなく、生徒それぞれが課題を設定し、グループ活動を行ったり活動の成果をプレゼンテーションしたりするものも多く、基礎的学力と社会人基礎力とをバランス良く身に付けることができます。
本校では4年制大学進学者のうち毎年10%程度の生徒が、筑波大学をはじめとする国公立大学に進学し、その他、数多くの生徒も私立大学へ進学します。進学実績が示すように、3年間の学びの成果は大学側からも高く評価されています。

教員と生徒の密なコミュニケーションに基づくきめ細かな指導

本校は1学年160名、全校生徒480名の比較的少人数の高校です。恵まれた施設の中で、高度な専門性を持つ教員の指導のもと、充実した3年間を過ごすことができます。進学指導においては、生徒との二者面談、保護者を交えた三者面談などを1年次から定期的に実施。教員は、生徒の自主性や意思を尊重しながら、その上で卒業後の進路や、将来の生き方について考えるように指導します。また、学校や教員の持つネットワークを活かし、生徒一人ひとりの必要とする情報を適切に提供するように心がけています。

筑波大学との連携を通したハイレベル教育の実践

筑波大学の附属学校である本校は、普段の授業や時間割外科目の授業、あるいは「卒業研究」の授業において大学の先生や院生、学生たちから話を聴いたり、直接指導を受けたりする機会が数多くあります。それらは学校内にとどまらず、筑波大学や大学附属の施設を利用しても行われます。大学と連携して行われる様々な活動によって、生徒は卒業後の進路や自らの将来像を具体的にイメージできるようになるだけでなく、知的好奇心を高め、学ぶ楽しさをより深く実感できるようになります。

国際的視野の獲得を目指したプログラムの実践

平成7年度から、2年次生での海外校外学習を実施しています。そして、本校において重要な位置づけにある「卒業研究」では、海外での調査を希望する生徒を支援するプログラムも準備しています。
また、筑波大学が進める国際協力プロジェクトの一部を本校でも実施。様々な国からの研修生や留学生を受け入れる機会も多く、一緒に授業を受けたり、テーマ活動を行ったりします。それらの交流を通じて自然かつ実践的な形で国際感覚を身に付け、国際的視野に立ち物事を考えることができるようになります。